29 父を通して人生を考える…


田舎の家の片付けをしていて、父の船員手帳を発見した…
いろんな昔話を思い出していた。

12人兄弟姉妹の次男。
大戦末期、どうせ死ぬなら…と特攻隊に志願するも、左利きで海軍へ。
海軍で訓練し、艦船上で記念写真。さぁ、前線へ…という時に、終戦。
戦地から帰ってきた人、兄弟姉妹の多い家の男は、北海道へ。
[豆知識]終戦直後、北海道の人口が激増 (☉。☉)!

たぶん、現金収入を求めてだと思うが、炭鉱などでも働き、
行き着いたところが、漁師。(海軍あがりだから?)
漁船に乗って数年で、一等航海士や船長をしているから、
頑張って勉強したんだろうなぁ…と。

で、職も安定し、母と結婚。
二度目にあった時が結婚式だった…というのも、あながち嘘ではなさそう。
父は北海道へ出稼ぎ中で、母は能登の片田舎で二十歳になった頃。
祖父母に子どもができなかったので、
祖父の親戚から父、祖母の親戚から母を両養子でもらい、結婚。
[豆知識]家を継ぐためのお見合い結婚が普通の時代 (☉。☉)!
そういや、姉は北海道生まれだ。

私を妊娠した頃に、母は田舎へ来て、父は単身出稼ぎ。
お正月と、田んぼの忙しい時に数週間ずつ帰ってきていた。
私が小学生5年ぐらいの年末、帰ってくる時、雨が降っていた。
傘を持って迎えに行ってこいと言うので、駅の改札を見ていたけど、
父を見つけられなかった… 改札は一つしかない田舎の駅なのに。
後ろから声をかけられ、結局、タクシーで帰った (^O^)

この年あたりから、父と田んぼ仕事をするようになった。
その後、私が中1? ソ連の200海里宣言で父が失業。
北海道から、金沢の飯場へ… 
私が金沢で就職してから、数回、一緒に焼き肉を食べたなぁ…
祖母が亡くなり、父が田舎の家へ。
家での仕事が忙しくない時期には、再び漁船へ。
ただ、金石港まで遠かったので、数年して、土建業へ。
結局、身体が動く間は、ズット働き続けていたなぁ…

私は… 4年前、早期退職して旅人&自宅警備…
家を片付けていて… 私のための着物を発見。
一度も袖を通すことはなかったけど… 
購入した年を調べたら、父が 55歳頃… ん… (TOT)
親からの期待には何も応えないままだな…

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